お腹は、肋骨に囲まれた胸郭から足の付け根までの胴の下半部のことをいいます。
そのほとんどを胃、十二指腸、小腸などの消化器系が占め、次に大きいのは肝臓ですが、胃と肝臓は肋骨の範囲に収まっており、泌尿生殖器系も含まれています。
また、皮下脂肪の蓄積するのはこの部位です。
体幹部の屈曲や回旋、側屈に関与し、呼吸にも寄与している腹筋は、4つの部位で構成されており、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋で構成されています。
人体の筋肉・骨格(肩・腕・胸・お腹)
お腹の関節可動域
お腹の筋肉は「腹直筋」「外腹斜筋・内腹斜筋」「腹横筋」などに分かれています。
腹直筋は腹部正面にあり腹直筋には筋肉の間に縦に走行している白線と横に走行している腱画と呼ばれる腱性線維があり、それらによって筋肉が6つに分かれており、“シックスパック”と呼ばれています。
外腹斜筋・内腹斜筋は、脇腹にある筋肉で、外腹斜筋は表層部にあり、内腹斜筋は外腹斜筋の深部にあります。内腹斜筋は筋線維の走行が外腹斜筋と反対になっており、外腹斜筋と協力して体幹部を捻る働きをする筋肉です。
また、腹横筋は、腹部全体を覆うようについている筋肉です。もっとも深部にあり腹圧を高めて姿勢を安定させたり、内臓を安定させる働きを持っています。
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