エアロビクスの足、手の動き
エアロビクスの動きは、大きく2つに分けられます。
ひとつはウォーキングのように、動きのなかで一方の足が必ず床についているため、足への衝撃が少ない「ローインパクト」。
そして、ジョギングやジャンプのように両足が床から離れ、カラダが浮いている瞬間がある「ハイインパクト」があります。
初心者向けのプログラムは「ローインパクト」中心で、上級者向けは「ハイインパクト」が多く使われます。
「ローインパクト」の代表的なステップであるマーチ、ウォーキング、ステップタッチ、Vステップの4つは先ほど紹介しましたが、それ以外に「ローインパクト」と「ハイインパクト」で主に使われるステップをいくつか紹介してみます。
ローインパクト
オープンクローズ
1で片足を真横に開き、2でもう一方の足を逆方向に開き、3で1歩目の足を戻し、4で2歩目の足を戻し両足揃えます。
かかともきちんと着地すること、膝を曲げて重心を落とすことがポイントです。
1、2で足の開く方向を斜め前方にすると 「Vステップ」になります。
トータッチ
「ステップタッチ」の足の左右の動きにつま先を床に付ける動きが加わります。
重心を軸足(右に動いたら右足)に置いたまま逆足(右に動いたら左足)つま先を前方(あるいは横方向、後方)の床に付け、その足を戻し両足揃えます。
ヒールタッチ
「トータッチ」の動作で、床先につけるのを「つま先」 から「かかと」に変えて行います。
かかとを床に付けますので、足は前方へ出し、上体は少し後ろに傾けながら床にタッチさせます。
ニーアップ
両足を揃えた姿勢からスタート。上体を引き上げるような感じで、一方のひざで胸を蹴り上げるように曲げて上げます。
片足1回ずつならニーアップ、片足2回ずつならダブルニーアップと呼びます。
ランジアップ
足を肩幅より少し広く開いた姿勢で、1で上体を沈ませ、2で引上げます。引上げる時、重心を7、8割一方の足にかけ、もう一方の足はスライドするように床から離します。これを左右に繰り返します。
ステップタッチでは重心はセンターに固定していますが、ランジアップでは左右に重心が移動する点に違いがあります。
レッグカール
足を真横に踏み出し、着地、重心の移動と同時にもう一方の足を後に曲げる動きです。
手の動きはプルサイドの動きを付けるのが普通です。
ハムストリングスに効かせるために、お尻に向かって足を大きく蹴り上げることが重要です。
レッグカールも片足1回ずつならレッグカール、片足2回ずつならダブルレッグカールと呼びます。
グレープバイン
名前のとおりこの動きは、ぶどうのつるのように足をクロスします。
まず、1歩目の足を少し外側に向けて、やや斜め前方に踏み出します。
もう一方の足を1歩目の足の後ろにクロスさせるようにして寄せます。
次に1歩目の足を再び同じ方向に横に出し、1歩目の足に重心を乗せて、もう一方の足を寄せます。
腰の位置が変わらないようにしっかり安定させて、カラダはいつも正面を向いて、おしりが引けてしまわないように注意してください。
ハイインパクト
ジョギング
普通のジョギングはひざを上げますが、エアロビクスのジョギングはひざを上げずに足を後ろに跳ね上げます。
上下に弾むような感覚を持って、足をおしりの方に元気よく蹴り上げます。
ホッピング
片足で跳びあがり、同じ足で着地します。これを左右交互に行います。
前後、左右、斜め方向に移動したりもします。
ジャンプ
片足または両足で跳びあがり、両足を閉じた状態で着地します。(正にジャンプ)空中で左右に両足を開いたり、回転を入れることもあります。
ギャロップ
ギャロップは、片脚でジャンプするのではなく、両足どちらも床に同時につけてピョンピョンと右や左に移動しながらジャンプをするステップです。両足がフロアについた状態で両脇を閉じ、横に移動し両足がフロアから離れた状態のときに両脇を開く動きです。
ギャロップのステップでは、右に4拍子、左に4拍子のステップを踏む事が多く、4拍子目両手を顔の前でクラップします。
ジャンピングジャック
両足が閉じた状態でジャンプし、開いた状態で着地します。
そして、開いた状態でジャンプし、閉じた状態で着地します。(ラジオ体操でも同じ動きありますよね!)
ランニングマン
前傾姿勢をとり、1で片足を上げ、2でその足をそのまま前方に踏み出し、重心移動させます。
それと同時に、軸足となっているもう一方の足を1で踏み出した足に素早くスライドさせて寄せます。こんどは逆の足を踏み出し、同じ同左の繰り返しです。
ヒップホップ系でもランニングマンがありますが、足の引き方、重心など違いがあります。
ペンジュラム
ペンジュラムとは振り子のことだそうで、足を左右にスイングさせます。
1で右足を軸に、重心を右側に移し、逆の左足をひざを伸ばした状態で左側面に引上げます。その時は、手もバランスを取るように左横に伸ばします。
2でその状態でバランスしキープして、次に左足を軸に、反対側で同様な動きを行います。
手の動き
エアロビクスでは、足の動きと同様に手の動きも多種多様です。レッスンを受けてみないと実感がわかないかもしれませんが、一応、主だったものを紹介します。
クラップ
両手を横に開いた状態から、顔の前で両手を合わせる動きです。
相撲の「猫騙し」の要領で!(やったことない!)
プルサイド
前に伸ばした肘を前から後ろ、あるいは横に伸ばした手を肘から身体の方に引く動きです。
サイドレイズ
脇を締め、L字型に曲げた腕の肘を大きく肩の高さまで上げる動きです。
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