鏡に別人が映っていた!なぜ?
暴飲暴食や不規則な生活が続いた後、朝起きて鏡を見てびっくり!
顔がパンパンに腫れあがっていたことはありませんか。
取り急ぎ、顔、目元のマッサージや入浴で急場をしのぎ、時間が経つと腫れは引いた感じはしますが、それでも長引いた場合は心穏やかではありません。
判断がつきにくい、むくみと肥満の違いや判断方法などを紹介します。
むくみとは?
むくみは、浮腫(ふしゅ)とも呼ばれ、細胞と細胞の間の水分が異常に増加した状態を言います。
本来ならば全身をめぐる血液中に含まれている血しょうの成分が細胞へ出て栄養を送ったのち、何らかの原因で血管へと戻らず体内に溜まってしまいます。
原因は冷えや塩分やアルコールの過剰摂取、疲労などですが、肥満に比べると数日で10kg体重が増加するなど、見た目にも数字的にも急激な増加となって現れることがあります。
肥満とは?
一般的には太っている状態を肥満と呼ばれ、脂肪が体内で一定以上に多くなった状態を言います。数値的にはBMIが25以上で肥満とされています。
原因はカロリーの過剰摂取や運動不足などですが、暴飲暴食をしたとしても、水分が尿となり、体内の食物の残りが便となって排泄されるので、むくみほど短期間での急激な体重増加は見られません。
BMIの簡易計算です。自分のカラダをしっかり把握しましょう!BMIは、体重と身長のバランスから肥満度を示す指標で、下の式から求めることが出来ます。BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}標準体重の場合はBMI値[…]
水太りかも
宴会などでの暴飲暴食が続いた場合、水太りの可能性もあります。
人間の身体は太古から体内の水分と塩分の比率を一定にしようとする働きがあります。
塩分が濃い食事とアルコールとたくさん摂取した場合、この働きが作用し体内の水分・塩分の濃度を一定に維持しようとして、本来であれば体外に排出される水分を溜め込み結果的に体重が増えてしまう場合があります。
見分ける方法
むくんでいると思う部分(特に足のすね)を強く指で押してみてください。
指の形にへこみができればむくみです。肥満の場合はこのようなへこみはできません。
また、数日間、薄味の食事を続けて腫れが引いた場合は、水太りだったと判断しても良いかと思います。
対処方法
むくみと見分けられる場合には、腎臓、心臓、肝臓の病気や薬剤の影響などが考えられるので、まず病院(内科)を受診してください。
くれぐれも勝手に血行不良、新陳代謝の低下などからくるむくみと判断することがないよう注意してください。
また、肥満と見分けられる場合、さあ!スポーツ!ダイエット!といった気持ちも理解できますが、なぜ体重が増えたのかという原因をきちんと見極めてください。
そして、水太りであったとしても暴飲暴食を続けていけば肥満へ一直線ですので注意は必要です。