ヨーガとは?
「ヨーガ」と「ピラティス」、欧米の女優さんたちがこぞって夢中になったこともあり、この両者は注目を浴びることになり、今ではスタジオでのレッスンやTV・雑誌でも数多く取り入れられています。
今回は「ヨーガ」とはどういったものなのか勉強してみましょう!
ヨーガは皆さんご存知のとおり、インドを起源としています。ヨーガ(というか、その時点では「ヨガ」でしたが)といえば、ターバンを巻いたインドの痩せた男性が足を絡ませて瞑想しているといったイメージしかありませんでした。
「ヨーガ」=「瞑想」=「精神の鍛錬」の単純な図式しかありませんでしたので、フィットネススタジオでのヨーガといってもなんだかピンとこなかったというのが本当のところでした。
ヨーガまでの流れ
インドを起源とするヨーガは、大きく分けると多くの人がイメージする足を絡ませて瞑想するヨーガ(ラージャ・ヨーガ)と体や呼吸、気の流れで心と体をコントロールするヨーガ(ハタ・ヨーガ)に分けられます。
瞑想を主とするラージャ・ヨーガは中国経由で日本に伝来し「禅」となりました。
また、一方のハタ・ヨーガの中でも、動作を連続して行う「アシュタンガ・ヨーガ」と動作を取りながら瞑想する「アイアンガ・ヨーガ」が欧米で人気となり、これらをフィットネス用に発展させたのが、今日のスタジオで行われる「ヨーガ」となりました。
ですから、現在のスタジオで行われているヨーガのレッスンは、紀元前数千年もの昔からインドに伝わる「ヨーガ」のエッセンスと現代的な欧米のフィットネスの観念を上手くミックスさせたものですから、体幹部のエクササイズ効果は当然のこと、ストレスの対処と解消などメンタル面での効果も充分期待できるレッスンと言えるでしょう!
「ヨーガ」「ピラティス」共に体幹部のエクササイズで、呼吸法が重要な要素であり、また、老若男女にも受け入れられることなど共通点も多くあります。機会があれば是非受講されてみてはと思います。
「ストレス」という言葉はもともと物理で使われていた言葉です。最近では、「ストレス」といえば、精神的、社会的な要因からもたらされた「心身の歪」の意味の「ストレス」が一般的となってきました。このストレスをもたらす精神的、社会的な要因は家[…]
ヨーガの伝統的なプログラム「太陽礼拝」
ヨーガの伝統的なプログラム「太陽礼拝」は、連続的にポーズを行うもので、ヨーガの基本ともいえるポーズが数多く含まれていますので、一つ一つのポーズをしっかりとチェックしながら行ってみてください!
(1)両足を揃えて胸元で親指を交差させて合掌。お尻と太ももは引き締め、肩の力を抜いて、目の高さで遠くを見ます。
(2)合掌したまま息を吸いながら両手を真っ直ぐ上に伸ばします。心持ち上体を反らすような感じで!
(3)息を吐きながら背中を伸ばしたまま前屈する。お尻や太ももは引き締めたままで、上体はリラックスさせる。
(4)上体を少し起こして、顔を上げて前方を見る。
(5)息を吐きながらしゃがんで
(6)手をしっかり床について足を高く上げるようにしてジャンプ
(7)首、背中、足までが一直線となるように腕立て伏せのポーズ
(8)息を吐きながら脇を閉めて肘を曲げて胸が床に付くように!膝も床に付けてお尻だけが突き出るようなポーズ
(9)膝を滑らせてお尻と両足を伸ばし、息を吸いながら腕の力で骨盤や両膝が浮くまで上体を持ち上げます。上体を反らせ首・口は楽にします。(口が開いてもOK!です。)
(10)息を吐きながら腕の力でお尻を高く持ち上げ、両手両足を伸ばし山形を作るようにします。両腕の間に頭を入れて肩を伸ばします。ただし、かかとは床に付けたままにしておきます。
(11)から(14)は(1)から(6)と同様にします。
「太陽礼拝」は連続して行ってきますが、これらの流れの中からウエストやお尻を引き締めるポーズへ移行することもできます。
「太陽礼拝」からウエストを引き締めるポーズ
ヨーガの伝統的なプログラム「太陽礼拝」は、連続的にポーズを行うものですが、その流れの中(11)から、ウエストを引き締めるポーズへ移行してみます。
(1)息を吸いながら上体を起こし、両足を大きく広げて立ちます。左足は正面を向き、右足は右外側へ向けます。
(2)両手は床に水平となるように広げ。顔を右側へ向けます。
(3)息を吐きながら上体を右側に倒していき、右手を右足より内側の位置で床に付きます。
(4)息を吸いながら上体を腰からねじり、顔が天を見るようにし、左手を垂直に伸ばします。
(5)このポーズを30秒間保持します。
(6)今度は左手を床に付き、これまでと同様に上体をねじり、右手を垂直に伸ばします。
(7)再びこのポーズを30秒間保持します。
今度は逆向きで同じように2ポーズとります。
その後は。太陽礼拝の(7)のポーズへ戻っていきます。
(1)息を吸いながら上体を起こし、両足を大きく広げて立ちます。左足は正面を向き、右足は右外側へ向けます。
(2)両手は床に水平となるように広げ。顔を右側へ向けます。
(3)息を吐きながら右膝を曲げていき、腰を落とします、右足の太ももが床と垂直になったら静止します。
(4)右手を右足後方の床につきます。
(5)息を吸いながら上体を腰からねじり、顔が天を見るようにし、左手を垂直に伸ばします。
(6)息を吐きながら垂直に伸ばした左手を顔に近づけていきます。
(7)このポーズを30秒間保持します。
今度は逆向きで同じように2ポーズとります。
その後は。太陽礼拝の(7)のポーズへ戻っていきます。
- 1
- 2