トレーニングとストレッチの区別はなんだ?
動きは似ているけどストレッチとピラティスの違いは!
と堅苦しいことを言ったら身も蓋もありませんが、言うまでもなくストレッチは主に筋肉の柔軟性を高め関節の可動域を広げケガを防止するためのエクササイズです。
スポーツ前のストレッチはさておき、テレビを見ながらのながらストレッチの場合だと次第に飽きてしまいます。
そこで日頃行っているストレッチにもうひと手間加えて、一石二鳥でカラダを引き締めてみましょう。
くびれたウエストのためのストレッチ
体側部の腹斜筋の収縮を行うことで脇腹の弛みを解消を目指します。
ア.両足を揃えて伸ばし、片側を床に付けます。
イ.両手で支えながら上体を軽く起こします。
ウ.まずは、この姿勢から腹斜筋を意識しながら両足をゆっくりと上下させます。
エ.次に床の逆側の手を後頭部に付けて、上半身と下半身でV字をつくるようにそれぞれを上下させます。
スッキリお腹のためのストレッチ
腹直筋の下部の収縮を行うことで下腹の弛み解消を目指します。
ア.床に腰を下ろし、上体は背筋を伸ばしたままやや後ろに傾け、両手両足は上体を支えるように床につきます。
イ.腹直筋を意識しながら両足を上げていきます。この際、支えた両手は上体を保つため肘は曲がってしまいます。
ウ.上半身と下半身でV字を作れたら、上体を支えていた両手を床から放し、床と平行になるように保ちます。全身でAの字を逆さまにした感じです。
キュッとしたお尻のためのストレッチ
ア.床に仰向けに寝て、両膝は立てます。
イ.両手で支えた状態で、お尻を持ち上げていきます。この際、つま先は上を向け足首は直角を保ちます。
ウ.お尻は上げたままで空中を歩くように両足を交差させます。
エ.お尻が下がらないよう意識して行いますので、足の交差はゆっくりと行います。
しなやか美脚のためのストレッチ
太腿からスネまで一直線になるよう意識して脚全体を引き締めていきます。
ア.両手は後頭部に置き、床に仰向けに寝た状態で両ひざは立てます。
イ.片足の足首を直角にした状態で伸ばし上げます。
ウ.上げた足が床と直角くらいになるまで上げるとともに状態も上げていきます。
エ.両手を後頭部から離し、つま先をつかむように上体全体を伸ばしていきます。
4つのストレッチを紹介しましたが、それぞれ8~10回を1セットとして、1日2~3セットをめどに無理のないよう実施してみてください。
ROMとは、Range of Motionの略で、関節可動域という意味です。運動不足が続いたり、ケガなどをした場合、関節の動く範囲が狭くなり、ROMが制限されてしまい、一層運動の効率を低下させてしまいます。関節可動域は、靱帯・腱・筋肉お[…]