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アロマテラピー

アロマテラピーとは?

現代の社会においては、毎日の生活の中でストレスや体の不調を感じている人は多いはずです。
こうした中、ハーブの心地よい香りで、心と体のバランスを整えるアロマテラピーが注目を浴びています。

このアロマテラピーとは、植物の花、果実、葉、小枝、樹皮、根、種などから抽出した100%天然のエッセンシャルオイルによって心や体の健康そして美容に役立てようという芳香療法のことをいいます。

アロマテラピーは、英語で書くとAROMA(芳香)+THERAPY(療法)となり、英語読みではアロマセラピー、フランス語読みではアロマテラピーとなり、日本ではアロマテラピーと翻訳された呼び方が一般的です。

アロマテラピーに使用する芳香植物は様々な力を持っており、古くからから医療や宗教の儀式の場、あるいは化粧品として使われてきました。古代エジプトでは、ミイラを作る時には防腐剤としてシーダーウッドオイルを使ったという記録が残されていますし、ツタンカーメンの墓には香りを放つ壺が多数見つかったことでも有名です。

近代にはいると、1928年、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセが精油を用いた療法を「アロマテラピー」と名付け、研究内容を出版して、現代のアロマテラピーの歴史が始まりました。
1961年には、イギリスの生化学者のマルグリット・モーリーが精油を植物油に希釈して、マッサージする方法を編み出し、この研究内容の論文を出版して、美容やストレス解消・癒しを目的とするアロマテラピーが提唱されました。

その後、様々な分野で使用され、また、日本においても書物等で紹介され、大きな広がりを見せています。

エッセンシャルオイルとは?

アロマテラピーで使用される精油はエッセンシャルオイル(ESSENCIAL-OIL)とも呼ばれ、それぞれの精油は長い歴史の中で、その芳香と薬理効果が認められた植物(ハーブ)の花、葉、茎、実、木などから抽出された濃縮の揮発性の芳香物質です。

約3,500種類あるといわれるハーブの中で、エッセンシャルオイルが採れるのは約200種類!それらの植物から抽出できるエッセンシャルオイルの量は限られており、1トンのラベンダーから約3リットルのエッセンシャルオイルしか採れませんし、ローズのエッセンシャルオイル1滴を採るのに必要なバラの花びらは約50本と言われています!
アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイルは大地が与えてくれた貴重な香りとも言えますね。

同じ植物でも、違う部位から抽出した精油は、それぞれ含有成分も違い、香りにも違いがあります。
例えば、オレンジ・ビターという植物から抽出した精油は、花、葉、果皮から精油が抽出され、それぞれネロリ、ペチグレン、オレンジ・ビターという名の精油となり、成分の性質や作用も違っています。
また、広く知れ渡っているラベンダーは多くの種類があり、その種類によって香りや成分が違っているものもあります。

エッセンシャルオイルの作用

様々な作用を持つエッセンシャルオイルは、どのようにして人体に作用しているのでしょうか?
アロマテラピーにおいては、エッセンシャルオイルは、アロマポットなどを使った芳香浴をはじめ、蒸気吸入、スプレーなどによって間接的に香りを鼻から吸入して脳に働きかける方法と、入浴、湿布、マッサージなどによって皮膚から吸収させ、直接的に作用させる方法に分けることができ、それらは、大きく分けると次の3つにより人体へ作用しています。

●嗅覚を通しての精神・生理作用

香りの分子が鼻の奥の嗅上皮に達し、電気信号に返還され嗅神経を介して大脳へと伝わり、海馬、視床下部の脳下垂体へと伝達されます。自律神経、内分泌系、免疫系の大切なシステムを司る脳下垂体に香りのメッセージが届くと、それぞれの香りに対応した生理活性物質が分泌され、精神的・生理的に作用します。

●経皮吸収

皮膚の表面(表皮および付属器)から毛穴や汗腺、角質細胞を経て皮膚の深部にあたる真皮へと吸収され、真皮にある毛細血管やリンパ管などの循環器まで成分が到達し、有効成分は全身を巡る循環に乗ります。

●吸入による作用

呼吸と共に肺の肺胞から血管系へ入り、血流に乗って全身に作用します。

例えば、ラベンダーは、鎮静や弛緩効果がありますが、ラベンダーをお風呂に数滴入れて入浴すると、嗅覚を通してその香りが脳に伝わりストレスを鎮め、また、経皮吸収によって体に吸収された有効成分が筋肉の緊張をほぐしてリラックスさせてくれます。そんなことからラベンダーはストレスや不眠に効果があると言われています。

エッセンシャルオイルの取扱い

エッセンシャルオイルは、オイル=油のようにベトベトとして粘り気のある液体ではなく、サラッとして大変揮発性の高い液体ですので、使う度にしっかりとキャップを閉め冷暗所で保管することが大切です。
また、エッセンシャルオイルは大変濃縮されたものなので、基本的に原液のまま使う事はありません。
そして、原液が肌に付いてしまった時は、ベースオイルか料理用の油でふき取るか、石けんで洗い流すかして下さい。水では洗い流せません。

そして、次の点に注意してください。

(1)精油は直射日光の当たる場所に置かない。色のついた遮光性のあるガラス瓶で保管。
(2)温度変化が激しい場所に置かない。風通しの良い冷暗所に置く。(20℃前後)
(3)原液、又は精油濃度が高い溶液は、プラスティック類を溶かすこともあるのでガラス瓶で保管する。
(4)精油は揮発性が高いので使用後はふたをしっかり閉める。
(5)精油の瓶は子供の手の届かない場所に保管する。
(6)精油は引火性があるので、火のそばには絶対置かない。
(7)瓶は横に寝かせず立てておく。(長時間精油をふたに接触させない)

エッセンシャルオイルの抽出法

アロマテラピーで使用される精油はエッセンシャルオイル(ESSENCIAL-OIL)は、どのようにして抽出されるのでしょうか?
芳香植物や香りの性質や時代の流れによって多様な方法がありますが、主なものを紹介します。

1.水蒸気蒸留法

芳香植物の葉、小枝、花などに下から水蒸気を通して熱すると、香りの成分が水蒸気とともに出てきます。
この蒸気は水とエッセンシャルオイルの混合物ですので、これを冷却すると比重の違いからオイルと水に分離します。エッセンシャルオイルは水よりも軽いので上に集まり、下に集まった水分もフローラルウォーターとして化粧水などに利用されます。
この方法は、効率よくオイルを抽出できますが、一度水蒸気を通しますので、ジャスミンなど熱に弱い芳香植物の抽出には向いていません。

2.圧搾法

オレンジやレモンなど柑橘系のエッセンシャルオイルを抽出する代表的な方法です。
柑橘系のエッセンシャルオイルは、基本的に果実の皮にオイルが含まれているため、また、柑橘系のオイルも熱に弱いので水蒸気蒸留法ではなく、皮を圧搾するか傷をつけるかしてオイルを取り出します。
昔は、人間の手で金属製の器具に実を当てて皮のオイルを絞っていましたが、現在は機械化されているようです。

3.溶剤抽出法

ジャスミンやローズなど水蒸気蒸留法では香りの成分が変化したり、香りが飛んでしまう芳香植物の場合この方法を採用します。
芳香植物を石油エーテルやヘキサン、ベンゼンと混ぜて撹拌した後、芳香植物やエーテルなどの溶剤を取り除きます。そして、アルコールを用いて抽出し、不溶成分やアルコール除去などの作業を重ねてオイルを取り出します。
溶剤抽出法によって抽出されたオイルはアブソリュートと呼ばれ、水蒸気蒸留法で抽出されたオイルとは区別されます。

4.油脂吸着法

油脂が香りを吸着する性質を利用した方法で、芳香植物を油脂に浸して香りを吸着させ、油脂が香りを吸収しきれなくなるまで次々と芳香植物を浸していきます。
吸収しきれなくなったらアルコールに混ぜてエッセンシャルオイルと脂肪に分離させます。
この方法は、人手と時間が非常にかかるため最近では殆ど行われていないようです。

5.二酸化炭素抽出法

原料となる芳香植物をパックして二酸化炭素を注入します。一定の温度まで温度を上げ二酸化炭素を気化させて芳香植物全体に行き渡らせます。その後、二酸化炭素に高圧をかけ、二酸化炭素を液化させて香りの成分とともに抽出します。
その後、抽出したものを再び二酸化炭素を気化させて、エッセンシャルオイルだけにします。
この方法は、溶剤等を使用せず、また、低温で行うため香りの成分の変化が少ないという利点がありますが、設備の関係上、業者もまだ少なく、値段も高目となっています。

 

エッセンシャルオイル

ラベンダー

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・ラベンダーは、アロマテラピーの中で最もポピュラーなエッセンシャルオイルです。
・ラベンダーは、リラックス効果が高いため,昔から不眠症に勧められてきました。

・ラベンダーのエッセンシャルオイルは、は神経の緊張や不安を和らげるリラックス作用と安眠効果が高いため不眠症の方には最適です。
また、心配事やイライラ事があってなかなか落ち着かないという方にもお勧めです。 マッサージブレンドに混ぜたり希釈してお風呂に入れたりして使用します。

・ラベンダーの主な作用は、鎮静作用と抗痙攣作用があげられます。
筋肉痛には、マッサージブレンドやお風呂に希釈オイルをいれることによって筋肉痛の痛みを楽にします。(エアロビクスやエクササイズ後の入浴にはうってつけ!)
また、頭痛には、ラベンダーオイルをこめかみにマッサージすることによって痛みを和らげます。
また、殺菌力が強く鎮静作用もありますので、風邪、気管支炎、インフルエンザの予防や喉の炎症の回復を早めるために使われることもあります,この場合は、吸入による方法を採ります。
殺菌力が強く、炎症を防ぎますので、虫刺されの毒の中和や、軽度の火傷や切り傷にも効果が認められています。

・高い殺菌力の効果もあり、ニキビや吹き出物、湿疹の治療に使われることもあります。また、細胞の成長を刺激し、肌を若返らせる効果も期待できます。

オレンジ

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・柑橘系の香りの代表的なエッセンシャルオイルがオレンジです。

・オレンジは、花、葉、果皮から、エッセンシャルオイルが抽出され、それぞれネロリ、ペチグレン、オレンジ・ビターという名となり、その成分の性質や作用も違っています。

・オレンジは、ラベンダーと同じくリラックス作用があり、安眠効果が高いエッセンシャルオイルです。
また、あの爽やかで甘い香りは、落ち込んだ気分を取り払い、前向きでエネルギッシュな考え方が出来るように元気を与えてくれます。
不安を感じるときや、気分が落ち込んでいるとき、元気がなく前向きに行動できなくなっているときに、最も有効なエッセンシャルオイルの1つです。
ラベンダーと同じく、希釈してお風呂に入れたりして使用するのが有効です。

・胃の不快感を解消したり、腸の働きを正常化します。便秘、下痢に有効です。
また、胃腸の働きが活発になりますので、食欲を増進します。
血中のコレステロール値を下げる作用があります。

・乾燥肌に有効です。

イランイラン

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・イランイランは熱帯地方に咲く花から抽出されるエッセンシャルオイルらしくエキゾチックで濃厚な甘い香りを持ち、また、強く特徴的な香りには官能的な気分を高める「催淫作用」があると言われています。
・爽やかな香りで万人受けするオレンジとは違い、強い香りのため好き嫌いがはっきり別れるエッセンシャルオイルです。

・アドレナリンの流出を抑え、気分をリラックスさせ幸福感をもたらします。
また、抗うつ、催淫作用があります。

・ホルモンのバランスをとる働きがあり、インポテンツや不感症のような性的な障害に役立つこともあります。
また、呼吸や心拍を鎮め整えます。

・皮脂の分泌を整え、頭皮の強壮効果があるので、昔から育毛剤の原料としてよく使われて来ました。

レモングラス

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・レモングラスのエッセンシャルオイルは、その名のとおりレモンに似た香りですが、レモングラスそのものは、柑橘系ではなくイネ科の植物です。
また、レモングラスは、デオドラント効果に優れていて、ユーカリなどとブレンドして香らせるとアロマランプでタバコやペットの臭い消しなどに非常に効果的です。

・レモングラスの香りには、心を刺激して元気にしてくれる働きがあります。
精神的なストレスや疲労を回復させ、また、食欲も刺激しますので、ストレスなどで食が進まない時にも効果的です。

・レモングラスは、乳酸を除去し循環を刺激する作用があるため筋肉の痛みを和らげてくれる効果がありますので、マッサージブレンドやお風呂に希釈オイルをいれることによってスポーツの後や立ち仕事等で疲れた足の疲労回復に効果的です。
ただ、肌に対しての刺激が強いため最初は濃度を低めにして使うようにしてください。

・レモングラスのエッセンシャルオイルは、皮膚に張りを与え、開いた毛孔を引き締めることにも効果があります。
ただ、前記のように刺激が強いので注意が必要です。

ローズウッド

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・ローズウッドは、バラ科の常緑樹で、バラの香りに似ていることからローズウッドの名前がついています。しかしながら、植物種のバラとは異なります。ローズウッドの香りは、ウッディな中にも爽やかなフローラル調の甘い香りを含んでいます。
・ローズウッドは、エッセンシャルオイルとしてではなく、「木の宝石」として、高級家具やパイプ、ギターなどの材料としても有名な植物です。

・ローズウッドのエッセンシャルオイルは、精神的に落ち込んだときなどに気分を高揚させ、元気付け、明るい自分に戻して、前向きな気持ちにしてくれる効果があります。
また、中枢神経系を安定させる働きがあり、体全体のバランスをとる効果もあります。
昆虫忌避剤としての効果もあるといわれています。

・ローズウッドのエッセンシャルオイルは、殺菌消毒作用に優れていると言われ、喉がむずむずしてせきがでるときの緩和剤としても使われています。
また、頭痛、特に吐き気を伴う頭痛にも効果があります。
頭脳や意識を明晰にする作用にも優れており、勉強中や長距離のドライブ時の使用などもおすすめです。

・ローズウッドのエッセンシャルオイル)は、細胞組織の更新剤および刺激剤であることが実証されており、創傷、切り傷などに有益です。
また、肌のバランスを整え、加温する作用もあり、敏感肌、乾燥肌、炎症をおこしてしまった肌に対して特に有効といわれています。
刺激性や感作性がなく、安全に使えるのもローズウッドの特長の1つです。

ユーカリ

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・コアラの食べ物として良く知られるユーカリのエッセンシャルオイルは、清潔感があり、クールで染み透るような香りが特徴です。
その香りは。シソ科のローズマリーにも良く似ています。

・ユーカリのエッセンシャルオイルは、高ぶった感情を抑え意識を落ち着かせる効果があります。
また、意識をはっきりさせて眠気を防ぎ、集中力を高める効果があります。車の運転中や勉強部屋、仕事場の香りとして大変役に立ちます。

・ユーカリは、オーストラリアのアボリジニ(原住民族)に古くから「万能薬」として利用されてきた植物で、様々な効果が挙げられます。
ユーカリのエッセンシャルオイルは、抗ウイルス作用があるので、炎症を緩和し、粘膜の症状を和らげてくれます。せき、流感、咽喉感染症、カタル症状、喘息、肺結核、副鼻腔炎などに有効と言われています。
発熱にも効き、体温を下げ、体の冷却を促します。
また、片頭痛を和らげる効果やチフス、ジフテリア、猩紅熱、赤痢、マラリアや水痘〔水ぼうそう)などにも役立つということが知られています。
このほか、出血にも有効だといわれています。

・ユーカリのエッセンシャルオイルは、疱疹のような発疹、やけど、切り傷、炎症などに効果を発揮します。

ティートリー

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・ティートリーは、殺菌・消毒効果が高くユーカリと同様、原産国のオーストラリアでは昔から万能薬として使用されてきました。
ティートリーのエッセンシャルオイルは、清涼感に満ちた香りで、ラベンダーとともに人気があるエッセンシャルオイルです。

・ティートリーの清涼感溢れるクールな香りは、気分を冷静にして、頭をはっきりさせてくれます。
特に神経質になっている場合やイライラした気分に悩まされているときには、入浴時に使ってみてください。

・ティートリーのエッセンシャルオイルは、体の免疫機能を刺激し、回復させますので、細菌やウィルスなどを原因とする風邪、インフルエンザ、歯肉炎、水虫など感染症に有効です。
また、通常エッセンシャルオイルは、原液のまま直接肌につけることはありませんが、ティートリーは、疱疹、水虫、たむしなどに少量を局部的に使用するのであれば、原液のまま用いることができます。
(但し事前に必ずパッチテストを行ってください)。

・膿のある感染症を起こした肌に有効です。
また、消臭効果にも優れていますので、室内のタバコの臭いを消したい場合には、レモングラスとブレンドしてアロマランプで少し強めに香らせると驚くほど効果があります。
体臭が気になる方も、入浴、足浴のほか、1%程度に精製水で希釈したものを身体にスプレーして使用しても効果があります。

サンダルウッド

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・サンダルウッドは、日本では「白檀」と呼ばれ、お香の原料としても使われ、古くから親しまれてきました。
豊かで甘かなサンダルウッドの香りは、日本人にとっては静からお寺を連想させる落ち着きをもたらします。

・インド寺院で瞑想の際の薫香として使われていることからもわかるように、サンダルウッドは、深く心を鎮めてくれる、高いリラックス効果でストレスを和らげます。
また、精油の中では粘性の高いエッセンシャルオイルの一つで穏やかな効き目が長続きするのが特徴です。

・インドでは、古くから万能薬として使われており、特に喉頭炎や喉の炎症、膀胱炎などの泌尿器、生殖器系の病気に効果があるとされてきました。

・サンダルウッドのエッセンシャルオイルは、刺激性が弱いので乾燥肌にも脂性肌にも使用することができます。
肌を柔らかくし、抗炎症作用、殺菌作用があるのでニキビ、吹き出物に効果があります。

スペアミント

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・スペアミントのエッセンシャルオイルは、ペパーミントよりも香りがやや穏やかで、ほのかに甘味が感じられます。
これはペパーミントに含まれているメントールという成分がスペアミントには含まれていないためです。

・スペアミントの香りは、精神的に疲れを感じるときに心を刺激して元気付けてくれます。

・スペアミントは、ペパーミント同様、胃腸の働きを促す作用があり、胃の痙攣や吐き気などに効果があるとされています。

・さわやかな香りとともに、スペアミントがもつ殺菌作用から口臭予防に使用されることが多いようです。

サイプレス

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・サイプレスのエッセンシャルオイルは、爽やかで落ち着いたウッディーな香りの中に、染みとおるようなスパイシーさを含んだ香りです。ヒノキの近縁種で、香りも近く、日本人とってはヒノキ風呂を想像させます。

・サイプレスのエッセンシャルオイルには、鎮静作用があることから、イライラしがちな人には効果的なオイルです。
また、サイプレスには、怒りを和らげる効果もあります。

・サイプレスのエッセンシャルオイルは、出血、むくみ、鼻血、月経過多、発汗などに効果があります。
風邪や気管支炎、喘息、子供の百日ぜきなどの咳の発作や喉の痛みを抑えます。
また、汗の臭いに対して最も便利なエッセンシャルオイルで、香りによるデオドラント作用に加え、身体を引き締めて発汗を抑えてくれるます。足浴に使えば、気分をゆったりとほぐしてくれる上に、足の臭い対策にもなります。

・サイプレスのエッセンシャルオイルは、体液のバランスを調整し、水分の過度の喪失を抑制しますので衰え始めた肌にとても効果があります。
汗をかきやすい肌質の方にも効果があり、傷跡を回復させる効果があります。

ジャスミン

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・ジャスミンは、エッセンシャルオイルの中でも、最も魅惑的で美しい香りを持つものの一つです。大量の花からほんのわずかな精油しか採取することが出来ませんのでローズやネロリと並んで高価なエッセンシャルオイルです。
精油の中の「宝石」と形容されるほどに、その香りは素晴らしく、古来より人々を魅了し続けて来ました。ローズが「精油の女王」とされるのに対して、ジャスミンは「精油の王」と呼ばれています。

・ジャスミンのエッセンシャルオイルは、強力なリラックス効果があり、神経や情緒をおだやかにしてくれます。
陶酔と高揚感を誘う豊かな香りは、自信喪失を改善し、前向きに進む勇気と活力を取り戻させてくれます。

・ジャスミンは、男性の精子の数を増加させることによって、不妊症にも役立ちます。
また、ホルモンバランスを整え、月経痛や膣の感染症に効果があり、出産時に分娩を促進し、痛みを和らげます。
※ただし、妊娠中は使用しないで下さい。

・すべての肌質に有効ですが、乾燥肌、敏感肌、老化肌に効果があります。
ジャスミンの香りはとても強く、持続性が高いので、芳香が長続きします。

ライム

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・ライムのエッセンシャルオイルは、レモンに似ていますが、甘さと爽やかさのある柑橘の香りで、果実はレモンよりも苦味があります。レモンと同じ様な使い方をします。
また、他の柑橘系の香りと同様に食欲を刺激する作用がある上、消化液の分泌を促す働きがあるとされています。食が進まない時やお酒を飲みすぎた時の香りとしても有効です。

・ライムの香りは、精神を活気付けて刺激する働きがあり、不安なや恐れから気分が落ち込んでいるときに、心を明るく元気付け、意識をリフレッシュさせてくれる効果があります。

・ライムは、免疫を強化するので、風邪などの感染症に役立ちます。
また、他の柑橘類と同じく、消化液の分泌を促す働きがあるとされていますので、食欲増進、消化促進作用があります。

・肌の収れん、強壮作用があります。また、 脂性肌の整え、止血作用もあります。
ライムを使用した後、日光にあたると、皮膚炎やシミの原因になるので注意して下さい。

アロマテラピーの楽しみ方

アロマヨーガ以外にアロマテラピーの楽しみ方としては、

1.室内に香らせる

アロマテラピーの楽しみ方で一番手軽なのは、アロマポットやアロマランプでエッセンシャルオイルを香らせる方法です。
アロマポットは陶器製のポットで、ポットにエッセンシャルオイルを数滴垂らしろうそくの炎で温めることによってエッセンシャルオイルの香りを拡散させるものです。アロマランプはろうそくの替わりに電気の熱を利用するもので、ママトラの様に小さな子供がいる家庭や就寝時にお勧めです。

2.フットバス

足湯ならぬ足浴もアロマテラピーを楽しむ一つの方法です。少々熱めのお湯を入れた洗面器にエッセンシャルオイルを数滴垂らして楽しみます。
10分ぐらいすると体全体温まり、代謝が良くなっているのがわかると思います。
立ち仕事が多い方や足のむくみが気になる方にはサイプレスやペパーミント、筋肉痛などにはラベンダーなどのオイルがお勧めです。

意外とお湯は冷めるのが早いですので、ポットなどにお湯を準備していると良いかもしれません。

フットバスと同様、手を温めるハンドバスもあります。
こちらは、パソコンなどで疲れた手の筋肉を癒してくれますし、顔に近い分、フットバス以上に香りを楽しむことができます。

3.入浴で楽しむ

浴室という密封された空間はアロマテラピーを十分に楽しむことができます。
エッセンシャルオイルの香りを鼻から吸入して脳に働きかけることによる効果と、有効な成分を皮膚から吸収させ直接的に体全体に作用させる効果の両方を得ることができます。

注意したいのは、浴槽の大きさや揮発性のオイルのため香りがなくなってしまうのが早いということもあり、ついついエッセンシャルオイルを使いすぎるということです。どんな大きな浴槽でも数滴で充分な効果が得られますのでご注意ください。
特段、器具が必要ありませんのでアロマテラピーの入門としては最適です。

※家族がいる方で今から初めてエッセンシャルオイルを入浴に使うという場合は、後に入る方に一言言っておいたが良いかもしれません。殆どのオイルは水より軽いため、後に入る人は「何か浮いている・・・」ということもありますので。

4.ハンカチに偲ばせる

ハンカチやティッシュにエッセンシャルオイルを数的垂らして持ち歩いていれば、外出した際などでも手軽に香りを楽しむことができます。

5.デオドラント効果で清潔に

エッセンシャルオイルの中には、殺菌作用や消臭効果があるものがたくさんあります。
こういったデオドラント効果を利用して、化学・合成洗剤の替わりに室内の掃除に利用したり、霧吹きしてタバコの臭い消しなどに使います。小さな子供がいる家庭や化学・合成洗剤はどうも・・・という方は一度お試しになってはいかがですか。

6.マッサージする

エッセンシャルオイルは一部を除いて直接肌につけることはできません。
エッセンシャルオイルをマッサージに使用する際には必ず、キャリアオイルと呼ばれる植物油で薄めて使います。
通常は濃度1%程度、顔や敏感肌の場合には0.5%程度の濃度にして使います。
マッサージする際は、オイルの成分が充分浸透するよう手でやさしくマッサージして、マッサージの後は洗い流さずにタオルなどで拭き取るようにしてださい。

マッサージは体に直接影響を与えますので、体調不良のときや外傷・炎症があるときは控えたが賢明ですし、アロマテラピーに慣れた頃合に始めても良いかもしれません。

※オイル1滴、0.05mlですので、1滴で5mlのキャリアオイルで薄めることになります。
※マッサージで余ったオイルは遮光性の瓶に入れて冷暗所に保存してください。2週間程度は使用できます。